30代サラリーマン投資家の田中なゆたです。
本日は「投資信託とETFの違いは?」ということで両者の特徴を比較し、どっちが良いのか、私の選択と題して私なりの考えをお話ししようと思います。
その前に私のブログについて簡単に自己紹介させてください。
それではいきましょう‼︎
今回は下記のテーマに沿ってお話します。
①投資信託とETFの違いは?
【投資信託とは?】
「投資家から集めた資金を運用のプロが株式や債券などに投資し、運用してくれる商品」のことです ※運用会社のことをファンドと呼ぶこともあります。
色々な株や債券がひとまとめになった詰め合わせパックの様なイメージですね。
一つの投資信託を買うことで世界中の株や債券に投資をすることが出来ます。
【投資信託の特徴】
□売買は1日に1度のみ(注文した翌日の基準価格で売買になります)
→株式の様にリアルタイムの取引はできません。基本的には注文した翌営業日の基準価格で売買となります。
□売買したい値段を指定できない
→ここは上記の特徴より注文した翌営業日の基準価格での売買となる為、値段指定できません。
□定額の買い付けができる(※100円〜少額購入可能)
→少額からの取引ができ、毎回定額の売買ができます。基準価格に関わらず毎月1万円分購入などの投資手法が取れます。
【投資信託の取引場所_どこで購入できる?】
証券会社、銀行、郵便局などの金融機関(場所により取り扱っている商品が異なります)
※おすすめは証券会社1択です。それもネット証券のみです。
※金融機関の窓口で販売している商品は手数料の高い、言ってしまえば販売している金融機関が儲かる商品しか扱っていません。
手数料が高いということはその分、投資家の利益や運用効率に直結しますので、騙されないように注意しましょう。
【ETFとは?】
証券取引所に上場している投資信託のことをETFと言います。※本質的な部分は投資信託と一緒です。米国株式のETFなどが人気ですよね。
【ETFの特徴】
□株式市場の開いている時間にリアルタイムの売買ができる
→そのままですが、株式と同様にリアルタイムの取引ができる。
□希望の値段を指定して売買できる
→こちらも株式同様に希望の値段で注文ができます。
□定額の買い付けができない。(※1単位からの売買)
→投資信託と違い定額を積立投資という手法が使えない。
値段に応じて1単位からの売買になります。
【ETFの取引場所_どこで購入できる?】
証券会社のみ
【まとめ】
投資信託とETFでは証券取引所に上場しているか、上場していないかの違いですが、真逆の特徴を持っています。
その特徴を踏まえ、メリットとデメリットを②で確認していきましょう。
②メリット・デメリット
【投資信託のメリット】
□複利の効果を活かした運用ができる
→分配金が出た時も受け取らず、再投資をする設定でき、受け取った際には引かれてしまう税金分も引かれることなく再投資することができます。その為、運用効率を高めることが出来ます。
□定額買付ができる(ドルコスト平均法)
→基準価格に関わらず、毎月1万円や3万円といった定額の積立投資が行える。
※毎月3万円の定額投資をしているとした場合、投資商品の基準価格が1,000円の時は30口の購入。基準価格が1,200円の時は、25口の購入となり、高い時にも投資をしつつ、安い時にはより多くの数量を購入し、取得単価を押し下げてくれるというメリットがあります。
この様に定額で購入することにより高値掴みを避けられる為、より確実に利益を伸ばすことが期待できます。
【投資信託のデメリット】
□リアルタイムでの取引ができない
→特徴でも触れましたが、1日に1度の売買となり、注文した翌営業日の基準価格での売買になります。その為、注文から約定(売買成立)、受渡までに数日掛かります。
安いと思って注文したら、購入できた価格は思いのほか高かったというケースや売却の際にはその逆もあり得ます。予めそういうものだと理解し、売買の際はそれ程値動きの大きくないタイミングを狙いましょう。
□希望の値段を指定し売買できない
→1日に1度基準価格が決まる為、指値の様に売買したい値段を指定して注文することが出来ません。
これは購入の場合では、メリットでご紹介したドルコスト平均法を用いれば、デメリットと言うほどのことでもなくなります。
【ETFのメリット】
□リアルタイムでの取引ができる
→株式市場の開いている時間は常に取引ができます。
その為、売買のタイミングも自由度が高いです。また、投資信託と違い、注文から約定(売買成立)、受渡まで即座に行われます。
□売買したい値段を指定できる
→株式と同様に自分の希望の値段で注文をすることができます。
その為、自分で納得できる値段で売買を行うことができます。
【ETFのデメリット】
□定額買い付けができない(1単位からの売買しかできない)
→1単位からしか購入できなく、ドルコスト平均法を用いることが出来ない。
厳密に言えば、大きい金額で定額購入する場合、ドルコスト平均法に近いことも出来ますが、
毎月100万も200万も定額で投資できる人はそういないと思うので、割愛します。
□分配金の再投資が非効率
→投資信託の様に分配金の再投資設定が出来ず、受け取った分配金に対し税金が引かれてしまいます。その為、税引後の受取った分配金を再投資しても投資信託より運用効率がどうしても低下してしまい、資産運用の最大の武器となる複利の効果が最大限に活かせません。
③結論_私の選択
ここまで両者を比べてみましたが、どちらも一長一短があります。
ズバリ、始めは投資信託の定額積立を行い、分配金の再投資で複利の効果で資産を増やし、さらに投資したいという部分でETFを買っていくのが良いと思います。
私はメインの運用を投資信託で、プラスαで米国高配当ETFも買い進め分配金を受け取りながら資産運用を楽しんでいます。
分配金を受け取らず全て再投資するのが運用効率が最も良い為、投資信託はそのようにしていますが、暴落時の様に今まで積み上げた利益が吹き飛ぶ瞬間は、やはり心が折れそうにもなります。
そんな時、高配当ETFであれば、たとえ値崩れしたとしても今まで受け取っている分配金があると、その分心の拠り所となりピンチを冷静にチャンスと捉えることもできるのではないかと考えています。
売却しなくても定期的に分配金を受け取れれば、日頃のモチベーションアップにも繋がりますよね。これは完全な不労所得で投資家にしか味わえません。ハッキリ言って最高です。
私はこの先も投資信託とETFのそれぞれの特徴をいかし両方に投資を続けていきます。
皆さんはどう考えるでしょう?
暴落なんて一時的なものだからイケイケで投資効率の良い投資信託のみで資産を増やすよ‼︎という方もいるでしょうし、わかっていても暴落は辛い、とてもチャンスなんて思えない。少しでも分配金をもらっていた方が安心という方もいるでしょう。
皆さんも自分なりの投資スタイルを見つけてみてください。
最後に私のブログでは毎月それぞれの運用成績も公開していきますので、私の資産の増減を是非ともチャックしてみてください。笑
決して自信があるわけではありませんが、よろしくお願い致します。